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多焦点眼内レンズとは

白内障手術の際に使用される眼内レンズには
大きく2種類があります。

1. 単焦点眼内レンズ:ピントの合う範囲が遠方か近方のいずれかに限られているため、遠方か近方を見るときのどちらかは眼鏡が必要となります。こちらは保険適応となります。

2. 多焦点眼内レンズ:遠方と近方、レンズの種類によっては中間にもピントが合うため、眼鏡の依存度を減らすことができます。詳細につきましては、医師・スタッフにお問い合わせください。

多焦点眼内レンズは患者様のQOVを高めるレンズ。

多焦点眼内レンズは100%の患者様が眼鏡が不要になるというレンズではありません。ご自身のライフスタイルに合わせた見える焦点(ポイント)を増やすことで、眼鏡の依存度を減らし、術後のQOV*を高めるレンズです。

当院では医師や視能訓練士が患者様のご要望をじっくりお聞きし、患者様に最適な眼内レンズ選びのお手伝いをさせていただきます。

*QOV(Quality of Vision):視覚の質。QOL(Quality of Life:生活の質)を実現させるための重要な要素。

多焦点眼内レンズ

多焦点眼内レンズ

多焦点眼内レンズ

選定療養とは

保険適応の治療と保険適応外の治療を追加費用を負担することで併せて受けることができる制度です。
多焦点眼内レンズ(国内承認品)を選択された場合、白内障手術は通常の保険適応で行い、選択したレンズで掛かる費用の増えた分のみを自己負担することで手術が受けられます。
※今までの「先進医療」とは制度が異なります。

選定療養費用(片眼)

多焦点眼内レンズ

Clareon Vivity
(選定療養)

Clareon Vivity(選定療養)

Clareon Vivity(クラレオン ビビティ)は2023年に厚生労働省から認可され、最新の技術により多焦点眼内レンズのデメリットを軽減し、同時に単焦点眼内レンズのメリットも持ち合わせた画期的な多焦点眼内レンズです。 遠方から中間までの距離を切れ目なくピントが合い、コントラス感度(見え方の質)においても単焦点眼内レンズに遜色のない自然な見え方が可能です。また、ハロー・グレアがかなり抑えられたレンズデザインとなっております。近方の見え方は2焦点レンズと比べるとやや劣ります。

Clareon PanOptix
(選定療養)

Clareon-PanOptix(選定療養)

Pan Optix(パンオプティクス)は国内で初めて承認を受けた回折型の3焦点眼内レンズです。遠方視力の見え方の質を最大限に落とさず、パソコン作業に必要な60cmから手元40cmまでにもピントが合うレンズです。幅広い距離をカバーできるため、日常生活においてほとんどメガネやコンタクトレンズを必要としません。また、瞳孔径(目の大きさ)が大きくなるほど遠方への光の配分が大きくなるように設計されており、ハロー・グレアを抑える工夫がされております。実生活に即したバランスの良いレンズですが、手元30cmの視力はやや劣ります。

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